将棋の今泉健司4段は、去年2018年7月のNHK杯トーナメントで、飛ぶ鳥を落とす勢いにあった 藤井聡太7段を破ったことで注目を集めましたね。
それまで、
ほとんどの人は今泉4段のことは知らなかったと思います。
でも 今泉健司棋士は、とても面白い経歴の持ち主だったんですね。
それを知って、ビックリしたと同時にスゴいなあと思いました。
今泉健司4段は最年長でプロになった?
子どものころからどんなに強くても、プロの棋士になるためには、「奨励会」という所に必ず所属し、研鑽を積まなければならないそうです。
ただし、この「奨励会」には26歳の誕生日までしかいられない、年齢制限があるそうです。
そして、今泉さんは、結局プロになれなくて、
退会したそうです。
その後、証券会社、介護施設などで働いてきました。
ただ、プロにはなれなかったが、ずっと将棋を愛し、研鑽を積んでいたそうです。
ところが、将棋界の新しいルールの
プロ編入制度で、なんと41歳でプロになることができたのです。
介護の仕事は貴重な体験だった
介護施設では、利用者の死に接することも
多くあり、いろいろ考えさせられたそうです。
「すべての人は、自分がいつ死ぬかわからない。明日か、今日かも知れない。そう思ったら、お金とか名誉とか高い役職は何にもならないし、怒って生きるのはばかばかしくなりました。」
「もし明日死ぬとしたら、ボクは笑顔で死にたい。ご縁のあった周りの人たちも笑顔にしたい、楽しませたい、と強く思うようになりました。」
(日刊ゲンダイ:「喜怒哀楽のサラリーマン時代」から引用。)