もうすぐ梅雨が明けると、夏本番です。
一年のなかで、夏はいちばんカラダがきつい季節ですよね?
その夏で注意しなければならないのが、「熱中症」。
その「熱中症」に注意するのはどんなときか、意識調査したところ、
1位:屋外でスポーツ・運動をしているとき・・・・=46.5%
2位:屋外のイベント・・・・・・・・・・・・・・=35.1%
3位:屋外での公園、遊園地、プール、海で遊ぶとき=32.1%
と、多くの人が”屋外”にいるときに注意しようとしています。
(タニタ社調査:全国15~69歳男女1000人対象)
でも、実は、消防庁が発表した統計によると、
40%以上が屋内 で熱中症にかかり、救急車を呼んでいる、
というんです。
<熱中症はどこで発生しているか?の統計>
1位:住居・・・40.3%
2位:道路・・・13.4%
3位:屋外・・・12.8%
4位:仕事場・・10.8%
(場所別救急搬送人数統計・消防庁)
意外ですね。
住居が一番多い理由は、
熱中症にかかる人が 65歳以上の人が多いため。
そして この年齢の人たちは、
*水分をあまりとらない
*冷房がキライ(冷房はカラダによくない、という習慣?)
*ひとり暮らしの人が多く、他の人が気づいてくれない
という傾向があるためだそうです。
部屋の中にいて、直接太陽に当たっていないからと言って、
安心しちゃダメなんですね。
熱中症はどんな気象条件のときに急増するか?
*気温30度をこえるか
*湿度60%以上になる
両方のときは さらに増える、そうです。
熱中症の症状とは?
*初期症状
頭がぼーっッとする
めまいや立ちくらみがする
気持ち悪くなる
足がつる
*こんな症状が出てもなにもしないでいると、
徐々に体温が上昇し、突然けいれんしたり
意識障害が起こることがあるそうです。
なので、初期症状のときの対処
・冷房の効いた部屋でカラダを冷やして休む
・水分補給
・塩分補給
*カラダの冷やし方
首、脇の下、足の付け根など、血管の多く集まるところを
冷やすと効果的。
よく冷えたペットボトルなどをはさむなど。
熱中症の事前対策は?
*水分をこまめにとる(経口補水液でなくてもよい)
*扇風機・エアコンを使用する
*涼しい服装を心がける
*帽子をかぶる
*塩分補給する
特に衣服による熱中症対策は?
・半ズボンベスト
・機能性肌着(ポリエステル製)を利用
この機能性肌着はカラダにピッタリしたもの の方が
体温の上昇を押さえられるそうです。
(神戸女子大・平田耕造教授の研究調査による)
昔からのコットン(綿)肌着は、よけい体温上昇を
まねくらしいですよ。
*涼しい着方とは?
「カラダにピッタリした機能性肌着を着て
その上からゆったりしたシャツを着る」
のがいいそうです。
機能性肌着とシャツのあいだが ”煙突”のようになって
熱をにがしてくれるからだそうです。